設計に臨む姿勢 なちゅらる・さーかす

設計に臨む姿勢
 私がプランニングに臨むとき、まずは「土地の特性」をつかもうとします。現地を訪れ、様々な視点や角度からその土地を調べ、客観的に調査し、五感で感じ、分析していきます。ここで発想するのは「家に入れたいものと入れたくないもの」ということ。入れたいものは風、陽の光、よい景色であり、入れたくないものは隣家などからの視線や騒音です。この発想に従って配置計画を行い、ざっくりとした間取りや窓の位置をイメージすることで、心地よい住まいのベースが生まれることになります。本当に土地は重要ですので、土地選びに迷っている方はぜひご相談ください。一緒に現地を見に行き、アドバイスさせていただきます。

 そして住まい手からできるだけたくさんの話を聞き取ります。せっかく自由設計の家づくりをされるわけなので、あらゆる時間(1日の朝昼晩、平日と休日、春夏秋冬、そして長い将来)において、ストレスなく、豊かに過ごせる住まいを一緒につくりあげていきたいからです。

 土地の特性からつくった配置計画と住まい手のヒアリングを考え合わせ、次に行うのが基本設計です。この出来が「使いやすさ」「暮らしの豊かさ」を大きく決めることになるので、じっくりと時間をかけて行います。外観のイメージ、内部の空間のイメージを頭に描きつつ、自分の身体や視線を住まい手のご家族それぞれの身体や視線に重ねて、間取りを決めていきます。

 最後は実施設計と呼んでいるもの。暮らしに必要なもの、夢を実現するものについてのディティールを決めていく作業です。ディティールも住まいの質や満足度を決めるものになるので、神経を研ぎ澄ませ、住まい手に確認を取りながら進めていきます。